社内活動

オネストYume School(カマー中学校)贈呈式に参加して

2018年03月10日A.S[平成26年入社][新規採用]


AAA_8196.JPG カンボジアの子どもたちに夢を持って生きてもらうお手伝いをしよう!と2013年から公益財団法人School Aid Japanの活動に協賛させていただき、オネストYume Schoolの建設という夢への活動がスタートしました。
 私たちが社会の中で生かされ、何不自由なく生活できていることに感謝し、誰かの役に立つことでしあわせの輪を広げていく『しあわせのおすそわけ』をこの社会貢献活動の大きな柱に掲げてきました。ほとんどの社員がカンボジアの歴史や現状を知らなければ、もちろん行ったこともない中で、実際に自分の目で見てきた社員がカンボジアの様子を話したり、自らカンボジアの文化や教育環境などを調べて共有したりと、社員それぞれがカンボジアの子どもたちの明るい未来のために親身になり、これまで取り組んできました。募金活動のほかにも、フリーマーケットへの出店や古着のリサイクル、書き損じはがきの協力依頼など、社員だけでなく関連する多くの方々の善意が集まり、学校建設資金の目標を達成することができました。

 そして、2017年12月。
カンボジア王国ポーサット州カマー村に、教室3つ、トイレ2つ、雨どい1つのオネストYume School(カマー中学校)が完成しました!!
 
 2018年3月10日には、たくさんの生徒や村人に歓迎していただき、素敵な贈呈式に出席させていただきました。
カマー村はまだまだ貧しい村で、もちろん道路も整備されていません。整備された大きな道路を右折し、どんどん奥に向かうにつれて、景色がまったく違うものになっていく現実に、私は胸が苦しくなりました。でこぼこ道を進みやっと校舎が見えた時、そこに待っていたのはたくさんの人たちの笑顔でした。カラフルな段幕、たくさんの飾り、きらきら輝くその笑顔を見て、「あぁ、このピンクのきれいな校舎は子どもたちや村の人たちにとっての大きな希望なんだ」と感じました。代表の生徒からもお礼の手紙をいただきました。今までSAJでは265校の学校が建てられていますが、このような手紙の贈り物をしてくれた贈呈式は初めてだそうです。私たちからの「学校は好きですか?」「ユメはありますか?」という問いかけに、生徒全員が大きな声で返事をしてくれたことがとても嬉しかったです。どんなに貧しい村でも、そこにはたくさんの輝く笑顔がありました。夢や未来を想い、今を精一杯生きるたくさんの温かい姿がありました。そんな村に建てられたオネストYume Schoolが大切な場所になって、子どもたちがこの場所で夢を叶えて、いつかカマー村やカンボジアを引っ張ってくれるような立派な人になってくれることを願っています。

 貧富の差が激しいカンボジアの現実を目の当たりにして、日本は本当に恵まれた国だと改めて感じました。カンボジアで出会った子供たちのひたむきさや純粋な笑顔から”生きる”ということを学び、その意味を考えさせられる機会になりました。カンボジアの当たり前と日本の当たり前は違いますが、夢を持つことに人種や国は関係ありません。夢を持つ子どもたちが将来の選択肢を広げられるように、今後もカンボジアの子ともたちの力になりたいと思っています。まだまだカンボジアは発展途上国と言われ、毎日を生き抜くことで精一杯な子どもがたくさんいます。農村部ではインフラの整備はほぼ皆無で、いまだにため池の水を使用し衛生面も劣悪な状況にされされています。毎日ごみ山をあさり、その日の生活の糧を得なければならない子どもがいるのも現実です。家族や自分が生きるために働かなければならない子どもたちや、貧しくて学校に通えない子どもたちが私たちの支援によってゼロになることを願い、2018年6月から新たに公益財団法人School Aid Japan『食の支援事業』を通じて支援を続けています。100円あればひとりの子どもが栄養のある食事をお腹いっぱい3食たべることができるそうです。私たちが想い続けることや『しあわせのおすそわけ』によって、カンボジアの子どもたちが幸せな人生を送るきっかけになってくれれば嬉しいです。”ひとりでも多くの子どもたちが夢を持ち、命の限り生きることに願いを込めて”