社内活動

カンボジア教育支援

社会貢献活動~カンボジア視察研修日記①~

2013年10月21日M.T[平成23年入社][新卒採用]


DSCF0120.JPG 今回 School Aid Japan のカンボジア教育支援視察ツアーに参加し、写真や映像だけでは分からない現状を詳しく知ることが出来ました。率直に思った感想は、貧富の差が激しいということです。大きい新しい家の隣には、隙間風が吹き抜けそうな小さな古ぼけた家。水は水道が完備されている家と、川から水を汲んできて使用する家など、日本では考えられないことが多く見受けられました。カンボジアはまだまだ国内情勢の不安定な国で、危険な地域や地雷撤去の進んでいない地域、観光客がトラブルに巻き込まれることの絶えない国ですが、それでもその中でその1日1日を一生懸命に生き抜いている人々がいるということを、日本に居ては気付くことができなかったと思います。
 私が何より強く印象に残ったのは、カンボジアの人々はそんな情勢の中でも、決して不幸な顔はしておらず、皆幸せそうな表情をしていることです。3日目に訪れた孤児院では、不幸な人生を歩みながらも子供たちの表情には嘘偽りない笑顔があり、元気を上げるつもりが逆に元気をもらってしまうほど、子供たちの笑顔の中にあるエネルギーの大きさに驚きました。一緒に昼食をとっているときに 「将来の夢はなんですか?」 という質問をしたところ、日本の子供だったら少し迷って子供らしいことを言いますが、孤児院に居る子供たちは迷わずはっきりと自分の夢について話してくれました。私のまだ半分も生きていない子供たちが、自分よりしっかりしている姿を見て少し情けなさを感じました。短い時間ではありましたが、子供たちのキラキラした目と元気な姿がとても印象に残っています。新校舎の贈呈式では、新しい教室で新しい机に座っている子供たちはとても嬉しそうにしていて、支援活動を通じてさらに子供たちに喜んでもらえるよう努力していきたいと思いました。
 カンボジアに行く前は自分で行くと決めておきながら、行く直前まで不安でいっぱいでした。正直、自分自身もカンボジアという国のイメージがあまり良い印象を持っていなかったからです。しかし行ってみたら本当にいい国でした。たくさんの問題はまだ残っているものの、人間の力強さを感じました。勉強したくてもできない子供たちの為にも、環境の整ったところでたくさん勉強してもらえるように、これからの活動を実りあるものにしていきたいです。
 今回貴重な体験ができたことの感謝と、皆さんの協力あっての参加だったと思います。この体験が無駄にならないよう、精一杯取り組んでいきます。